貧乏ネタ うまい棒にはワケがある(下ネタではありません)
こてつさん、そして皆さん、初めまして。
ブログは駆け出し、借金はたくさんのアラサーOL、
さくの(http://www.sakuno-tennshin.site)と申します。
この度、こてつさんの貧乏に関するネタの寄稿募集ツイートを拝見し、
僭越ながらエピソードをひとつ披露させていただくことになりました。
どうぞよろしくお願いします。
さて、突然ですが、うまい棒っていいですよね。
1本10円程度で買えますし、
だいたいどこのコンビニでも複数の味が揃っていますしね。
あれはまだ大学生、借金何それ美味しいの?な時代のことでした。
当時の私は自分のアルバイト代を自分で管理させてもらえない状況にありました。
なので、平日の学校のある日は1日1000円で生活していました。
毎朝母に1000円を渡されて、それで1日生活する感じです。
お昼ご飯と飲み物、学校帰りにちょっとカフェに友達と寄る、くらいで無くなる金額でした。
そんな私には当時、お付き合いしている人がいて、彼は、一人暮らしをしていました。
彼の家は、自宅〜学校までの定期券の範囲外に住んでいて、往復で700円かかりました。
お付き合い当初くらいは平日に頻繁に行くようなこともなく穏やかに過ごしていたのですが、
うまく行かなくなって来た同時に、彼は家から出られない、と体の不調を訴え始めます。
一人暮らしで実家も遠い彼をそう放置しておくこともできず、授業の空き時間にお見舞いに向かったりしていました。
今同じ状況になったらたぶんやらないですけどね。
呼び出し動機の半分以上がかまってちゃんな匂いがするので。
さて、1000円の生活費に700円の交通費。
夏の暑い日、人より喉が乾きやすい私は何とか大学近くのスーパーで安い飲み物を買って電車に乗って彼の家に向かっていました。
財布の中にすでに100円もない。
しかしお昼時間とともに大学を出てしまったので、めちゃくちゃお腹が空いています。
そうしてたどり着いた彼の家の最寄駅、ふらっと、何かないものかと入ったスーパーのお菓子コーナーで私は例のお菓子に出会ったのです。
うまい棒が5種類もある!!感動した!!
……で、買って行ってサクサク食べながら事情を説明したら、
さすがに哀れに思われたのか、帰りの交通費だけ貰えました。
どうせならその日の分くらい全部くれ!!
とちょっと思いましたが、
とりあえずありがたくいただいて帰りはパンを買って帰りました。
……ということを、給料日直前にいつも思い出します。
いい加減忘れたいですが、やっぱりうまい棒は美味しいです。